ユーザーの登録

電子保存では、「誰が」という情報が重要になります。

「誰」がカルテを見たか、「誰」がカルテに入力して確定したかを一緒に記録することで電子保存が可能になります。

「誰」という情報はユーザー画面で管理します。

評価版のままの場合、ユーザーには「ID 0 院長」だけが登録されています。
電子保存の場合、IDが0以外のユーザーが登録されている必要がありますので、新規に登録をします。


ファイルメニュー→総合情報
リストから保守を選択
マスターメニュー→ユーザー

と操作します。
この時、初期状態の院長だけが登録されている場合は、そのままユーザー一覧が表示されますが、もし、すでにユーザーを追加登録されていた場合は、「管理者を決めてください。」のダイアログがでますのでリストから管理者を選んでパスワードを入れてください。

■ユーザーの追加

更新メニュー→新規
ID番号を聞いてきますので、確認するか好きな番号を入れてください。

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詳細画面がでます。
名前と職域をいれます。
名前は必ず本名を入れてください。「院長」や「医師1」等では電子保存は認められません。
職域はプルダウンメニューから選択してください。カルテの確定処理ができるのは「歯科医師」だけです。
ID、名前、職域は、入力を開始すると変更できなくなります。

役職は「院長」や「事務長」といった肩書きです。空欄のままでもかまいません。

レベルは情報のアクセス可能レベルを決める数値ですが、現在意味を持つのは「-1」です。「-1」は管理者を表します。ユーザーの中で少なくとも1人はこの管理者に指定してください。
このユーザーの画面は「管理者」の権限でないと開くことができなくなります。また、設定で電子保存に関する設定の際にも「管理者」権限が必要となります。

状態は、このユーザーの現在の状態をプルダウンメニューから設定します。「勤務」状態のユーザーだけが有効なユーザーとなります。退職等でユーザーで無くなった場合、必ずこの情報を更新してください。

パスワードは新規の場合、半角で「1234」が設定されます。このパスワードは必ず変更してください。パスワードは半角英数字で大文字と小文字を区別します。英文字と数字の両方をあわせて8文字以上のパスワードがガイドラインで推奨されています。
パスワード横の日付けは最後にパスワードを変更した日付けです。ガイドラインでは2ヶ月に一度程度パスワードを変更することが推奨されています。
パスワードはそのままデータベースには記録されていません。記録されているのはハッシュ値だけですので、パスワードを忘れるとパスワードの復元は不可能となります。適切に管理してください。

パスワードの変更は、現在のパスワード(初期値は「1234」)、新しいパスワード、確認のためのパスワードをいれてパスワード変更ボタンを押してください。
実際の変更は、OKボタンを押してユーザー情報を保存した時に変更されます。キャンセルした場合は変更されません。

なお、電子保存が開始されると、カルテメーカーの起動時にログイン操作が必要になります。ここで登録したユーザーとパスワードの入力が必要になります。